「マフラーやセーターを編んでみたいけれど、何から揃えればいいの?」と迷っている初心者さんは多いはず。棒針編みは、2本の針と糸さえあれば始められる、シンプルで奥が深い趣味です。

この記事では、棒針編みをスムーズにスタートするために、最低限必要なものから、あると便利な道具までを分かりやすく紹介します。

最初に揃えるべき「必須の3アイテム」

まずは、これだけあれば編み始められるという基本の道具です。

1. 棒針(おすすめの太さと素材)

棒針には、2本1組の「2本針」や、帽子などを編む「輪針」などがありますが、最初は「2本針」の、太さが「8号(4.5mm)〜10号(5.1mm)」程度のものを選びましょう。

  • 素材: 初心者には、滑りすぎず糸をしっかり捉えてくれる「竹製」が一番おすすめです。プラスチックや金属製は滑りが良く、慣れないうちは目が落ちやすいため、竹製から始めると挫折しにくいです。

2. 毛糸(編みやすい素材と色)

最初は「編み目が見やすいか」を最優先に選びましょう。

  • 太さ: 針の太さに合わせた「並太(なみぶと)」がベストです。
  • 色: 黒や紺などの濃い色は編み目が見えづらいため、白、ベージュ、パステルカラーなどの明るい単色を選んでください。
  • 素材: ウールやアクリル混など、適度に弾力があり、表面が毛羽立ちすぎていない(糸の縒りがはっきりしている)ものが編みやすいです。

3. ハサミ

糸を切るために使います。専用の糸切りバサミが理想ですが、最初は家庭にある普通のハサミでも大丈夫です。

作品を完成させるために「必要な小物」

編み進めるだけでなく、最後の一仕上げやトラブル防止に役立つ道具です。

とじ針

編み終わりの糸を処理したり、パーツ同士を縫い合わせる(とじる・はぐ)ために使います。毛糸を通すために針穴が大きく、先が丸くなっています。

棒針キャップ(ポイントプロテクター)

編んでいる途中で手を離す際、針の先に被せて「編み目が抜けるのを防ぐ」ためのゴムキャップです。これがないと、片付けている間にせっかく編んだ目が針から外れてしまうことがあるため、必須級の便利アイテムです。

段数マーカー・ほつれ止め

「今何段目か」を目印にしたり、休ませておく編み目をキープしたりするために使います。安全ピンのような形をしており、編み間違いを防ぐためにあると非常に心強いです。

メジャー

編み地の長さを測るために使います。編み図の通りに仕上がっているか確認するために欠かせません。

100円ショップで揃えるのはアリ?

最近では100均(ダイソーやセリアなど)でも棒針編みの道具が手に入ります。

  • 道具: 竹製の棒針やとじ針、段数マーカーなどは、100円でも十分な品質のものが揃います。まずは手軽に試したい方にはおすすめです。
  • 毛糸: 1玉の量が少ないことが多いため、同じ色を複数買う際は「ロット番号(製造番号)」が同じものをまとめて買っておきましょう(ロットが違うと微妙に色が異なることがあります)。

まとめ

棒針編みを始めるのに、最初から完璧に揃える必要はありません。

  1. 竹製の棒針(8〜10号)と、明るい色の並太毛糸を1つ用意する。
  2. 編み目が落ちないように棒針キャップを準備する。
  3. 仕上げ用にとじ針を1本持っておく。

まずは、四角く編むだけの「アクリルたわし」や「ミニコースター」から挑戦してみましょう。カチカチと針を動かす心地よい音とともに、自分だけのニットアイテムを作ってみてくださいね。