お気に入りのニットを洗おうと思ったのに、おしゃれ着洗剤(中性洗剤)を切らしていた…という経験はありませんか?「普通の洗剤で洗っても大丈夫かな?」と不安になるかもしれませんが、実は家にある「あるもの」で代用が可能です。

この記事では、おしゃれ着洗剤がない時に使える代用品と、ニットを傷めずに汚れを落とす正しい手順を詳しく解説します。

なぜ普通の洗剤(弱アルカリ性)はニットにNGなの?

多くの方が普段使っている洗濯洗剤は「弱アルカリ性」です。洗浄力が高いのがメリットですが、ウールやカシミヤなどの動物性繊維はタンパク質でできているため、アルカリ性に弱く、繊維が硬くなったり縮んだりする原因になります。

ニットをふわふわに保ちたいなら、繊維に優しい「中性」のものを使うのが鉄則です。

おしゃれ着洗剤の代わりになる「意外な代用品」2選

専用洗剤がなくても、以下の2つで代用できます。

1. シャンプー(特におすすめ)

ウールやカシミヤは、人間の髪の毛と同じ「動物性タンパク質」です。髪を洗うためのシャンプーは中性から弱酸性で作られているため、ニットの繊維を傷めずに洗うことができます。

  • ポイント: シリコン入りのシャンプーを使うと、よりしっとりと仕上がります。
  • 注意: 洗浄成分が残るとベタつきの原因になるため、すすぎは丁寧に行いましょう。

2. 台所用の中性洗剤(食器用洗剤)

食器用洗剤の多くは、肌への優しさを考慮して「中性」で作られています。油汚れに強いため、襟元や袖口の皮脂汚れが気になる場合にも有効です。

  • 注意: 必ずパッケージ裏の液性を確認し、「中性」と書かれているものを使用してください。

おしゃれ着洗剤なしでニットを洗う手順(手洗い編)

代用品を使って洗う場合、洗濯機ではなく「手洗い」を推奨します。摩擦を抑えることで、毛玉や縮みを防げます。

  1. 洗剤水を作る: 30度以下のぬるま湯に、代用品(シャンプーなら1〜2プッシュ、食器用洗剤なら数滴)を溶かします。
  2. 押し洗いする: ニットを軽く畳んで浸し、上から優しく20回ほど「押しては離す」を繰り返します。ゴシゴシこするのは厳禁です。
  3. すすぐ: きれいな水に入れ替え、洗剤の泡が出なくなるまで2〜3回、同じように押し洗いの要領ですすぎます。
  4. トリートメント(任意): シャンプーで洗った場合、最後にヘアコンディショナーやリンスを少量溶かした水にくぐらせると、さらにふんわり仕上がります。
  5. 脱水: タオルで挟んで水気を取る「タオルドライ」が理想です。洗濯機を使う場合は、ネットに入れて一番短い時間(30秒〜1分程度)に設定してください。

ニットを干す時の鉄則:ハンガーは使わない

せっかくきれいに洗っても、干し方で台無しになることがあります。濡れたニットは重みがあるため、ハンガーにかけると肩が伸びて形が崩れてしまいます。

必ず「平干し(平らな場所に広げて干す)」を行いましょう。専用のネットがない場合は、お風呂の蓋の上や、ピンチハンガーの上面に広げるのがおすすめです。直射日光を避け、風通しの良い日陰で干してください。

まとめ

おしゃれ着洗剤がなくても、家にある「シャンプー」や「台所用中性洗剤」で代用が可能です。

  1. 必ず「中性」であることを確認する。
  2. 30度以下のぬるま湯で「押し洗い」をする。
  3. 形を整えて「平干し」をする。

この3点を守れば、急な洗濯が必要な時でもニットを傷めずにお手入れできます。お気に入りの一着を長く大切に着るために、ぜひ試してみてくださいね。