「せっかく一生懸命編んだのに、端がくるくる丸まって形にならない…」と、悲しい気持ちになっていませんか?

実は、メリヤス編み(表目と裏目を交互に編む基本的な編み方)が丸まるのは、編み物の構造上とても自然な現象です。決してあなたの技術不足ではありません。

この記事では、初心者の方でも今日から実践できる丸まり対策を、分かりやすく解説します。最後まで読めば、作品の完成度がぐっと上がりますよ。

メリヤス編みの端が丸まる原因と基本の仕組み

メリヤス編みは、表側は縦に、裏側は横に引っ張り合う性質を持っています。そのため、何もしないと「上下は内側に、左右は外側に」丸まろうとする力が働きます。

これを防ぐには、編み地の端に「丸まらない編み方」を組み合わせるか、仕上げの段階で形を整える必要があります。正しい知識を身につけて、端の丸まるストレスから解放されましょう!

メリヤス編みの丸まりを解消する具体的な4つの対策

編み始める前、編んでいる最中、編んだ後、それぞれのタイミングでできる対策をご紹介します。お好みの方法を選んでみてくださいね。

1.端を「ガーター編み」や「ゴム編み」にする

最も効果的なのは、端の数段や数目を、表目と裏目が混ざった編み方にすることです。ガーター編み(すべての段を表目で編むこと)や、ゴム編み(表目と裏目を交互に編むこと)を端に数点入れるだけで、丸まりをグッと抑えられます。

2.滑り目(すべりめ)を活用する

段の最初の目を編まずに右の針に移す「滑り目」を行うと、端のラインが鎖状に整い、丸まりを軽減する効果があります。

3.スチームアイロンで仕上げる

編み上がった後、スチームアイロン(蒸気を当てること)を浮かせてかけると、編み目が落ち着きます。編み地の端をピンで固定してから蒸気を当てると、シャキッと仕上がります。

4.かぎ針で縁(ふち)を編む

編み終わった後に、かぎ針を使って「細編み(こまあみ)」などで一周ぐるりと縁取りをすると、物理的に端を固定できるのでおすすめです。

メリヤス編みで丸まりを抑える毛糸の選び方

メリヤス編みで最も丸まりを抑えられる毛糸はコットンです。ただし重みで伸びやすいため次に丸まりにくいウールがオススメです・

素材の種類丸まりやすさ特徴と対策
アクリル(100均に多い)★★★(強い)弾力があるため丸まりやすい。スチームが効きにくい。
ウール(羊毛)★★☆(普通)編みやすい。スチームアイロンで形を整えやすい。
コットン(綿)★☆☆(弱い)比較的落ち着いているが、重みで伸びやすい。

最近は100円ショップでも可愛い毛糸が手に入りますが、弾力があるアクリル毛糸が多いので初心者の方は避けた方がいいです。

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最初の作品でコースターを100均の糸で編みました。細編みでメリヤス編みをしたら端が丸まりやすかったです。

ベビー向け作品を編むときのポイントと安全対策

赤ちゃん用の小物やウェアを編む場合は、「肌触り」と「安全性」を第一に考えましょう。

丸まり対策でガーター編みを取り入れる際、デリケートな肌に触れる部分は、なるべく柔らかいオーガニックコットンなどの天然素材を選んでください。100均のアクリル糸は、直接肌に触れないバッグや小物入れなどで練習用に使うのがベストです。

また、端が丸まっていると赤ちゃんの小さな指が挟まってしまうこともあるため、ベビーニットではしっかり端を処理することが安全面でも重要になります。

メリヤス編みの特性を活かして作品の幅を広げよう

実は、この「丸まる性質」をあえてデザインとして活かす方法もあります!

たとえば、カジュアルなTシャツの襟元や袖口、ラフなマフラーの端など、くるんと丸まったディテール(細かい部分)を作ることで、こなれ感のある可愛い作品に仕上がります。

「丸まって困るもの」にはしっかり対策をし、「丸まりを活かせるもの」はそのまま楽しむ。そんなふうに編み物の世界をどんどん広げていきましょう!

まとめ

メリヤス編みの丸まりは、編み方の特性を理解して、適切な対策をとれば怖くありません。

  • 丸まるのは編み地の性質なので、自分を責めなくて大丈夫です。
  • 編み始めと終わり、両端に数目の別な編み目を入れるのが確実です。
  • 100均のアクリル糸より、ウール混の方が仕上げで形を整えやすいです。
  • 最後はスチームアイロンで「形を記憶させる」工程を忘れずに行いましょう。
  • 赤ちゃんの安全のためにも、端がめくれない工夫を心がけましょう。

少しの手間で、あなたの作品は見違えるほどきれいになります。失敗を恐れず、一目ずつ楽しみながら編み進めてくださいね!